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ERP導入の手順は4つ!気を付けるべきポイントとは?
2021.04.19 > クラウドERP
ERP(基幹業務システム)を導入する際に重要になるのは、どのような手段が必要で、どのようなパッケージが適しているかを明確にすることです。
社内の人事や会計、物流、販売などさまざまな業務の効率化を図るには、問題点の洗い出しが必要になります。
では、ERPを導入するにはどのような手順を追って、運用をはじめれば良いのでしょうか。
この記事では、ERP導入の手順や確認すべきポイントに加え、ERPをすぐにでも導入したい場合に役立つツールやサービスについて紹介します。
ERPを導入する場合、4つの手順に沿ってどのようなパッケージを活用するのか、運用方法を決定する必要があります。
1.分析
2.パッケージ選定
3.実装
4.運用
大筋の流れはこの4つの手順になるため、理由や目的なくパッケージのみを導入することがないように注意しましょう。
ここからは、ERP導入に重要な4つの手順を具体的に「どのように進めていくべきか」というポイントについて紹介します。
まずは、現状の業務における問題点を洗い出し、必要性や優先度などからリスト化を行います。
そして、リストをもとにしてどの問題点を解決したいのか、どのような業務効率化が実現可能でコストはどれくらい必要なのかをベンダー(販売会社)と話し合いましょう。
ベンダーにデモンストレーションを作成してもらうと、より具体的にERP導入後における業務の進め方がイメージしやすくなります。
ERPは社内全体の業務を一元管理しながら効率化を図るための手段になるため、分析を行うのも可能な限り社内全体の業務にまで広げることが重要です。
社内業務の問題点に関する分析結果をもとにして、自社の業務に適応しているERPのパッケージを選択していきます。
ただし、パッケージのカスタマイズ要件が多くなるほど、コストも必要になるという点に注意が必要です。
コストを抑えるためにERPのベストプラクティス(もっとも効率的な方法)に任せるか、開発コストをかけてERPをカスタマイズするかを検討する必要があります。
たとえば、カスタマーの要望に柔軟に対応する必要があるような業務の場合、ベストプラクティスを選択することが必ずしも最大限の利益を生むとは限りません。
業務の特殊性が強いものに関しては、個別開発に適している「カスタムメイドパック(セミオーダーメイド)」や「スクラッチ開発(完全オーダーメイド)」を選択すると良いでしょう。
導入するパッケージの選定を終えたら、自社で実際に運用するためのマニュアル作成を行います。
使い方だけでなく、アクセス権限の範囲や注意点なども含めて、実際の運用を想定した内容を盛り込むことが大切です。
ERPの導入をオンプレミス型(社内サーバーによる運用)で行う場合には、サーバー調達などのインフラ整備も必要になります。
一方で、クラウド型で行う場合にはサーバー調達などのインフラ整備が必要ありません。
どちらの場合であっても、実装後はパッケージソフトウェアなどのダウンロードを含めた初期設定を行い、実際の運用に移行していきます。
運用に移行したのち、不具合や機能修正の必要がないかをチェックして情報を吸い上げる必要があります。
導入時の初期段階に加え、定期的に効果測定を行いながらベンダーと相談して修正点を見つけ出し、さらなる業務効率化につながる施策を話し合いましょう。
また、ERPを活用するユーザーの教育も並行して行うことが重要です。適切に活用できているか、想定どおりの効果が発揮されているかを確認しながら、ブラッシュアップを図ると良いでしょう。
ERPを導入する際には、手順に沿ってベンダーと相談しながら進めていきます。その中で、ERP導入・運用を成功させるためには、いくつかのチェック項目に留意しておくことが大切です。
ここからは、ERP導入の際に確認しておきたいポイントやその理由について紹介します。
ERPを導入する際には、機能に過不足がないかをチェックしておく必要があります。要らない機能があるとシステムの利用に支障をきたしたり操作ミスが起こったりする原因になるためです。
また、不要な機能にまでコストをかけることになるため、長期的に見ると膨大なランニングコストを無駄にしていることになります。
一方で、必要な機能が不足していればERPの運用目的が達成されず、効果が発揮できなくなるでしょう。
導入に際して行った分析に見合う機能が備わっているか、不要なものがないかをしっかりと確認しておくことが重要です。
ERP導入にあたって、セキュリティやサポート体制がどの程度整っているかをチェックしておかなければなりません。
たとえば、ウイルス感染やハッキングのリスクなどに対応しているかチェックすることは、情報流出を防ぐために重要になるでしょう。
一方で、オンプレミス型のパッケージを導入する場合、自社のセキュリティに引っかかって業務が中断しないように対策を講じる必要があります。
ERP導入にあたってなんらかの不具合や不明点が発生した際に、サポートしてもらえる体制が整っているかを確認しておくと良いでしょう。
ERP導入時には、社内全体に目的や効果、どのような方法で活用するかを周知することも重要なポイントのひとつです。
新しいシステムへの抵抗感をなくし、業務フロー改善に対する好意的な意識をもってもらうことがスムーズな導入・運用につながります。
導入後も状況に合わせてルールやシステム改善が必要になるため、情報共有をスムーズに行うための仕組みづくりも必要になるでしょう。
現場の情報を吸い上げて一元管理すること、そして集まった情報をもとに講じた対策を社内に周知できるようにすることで、問題や不具合にも迅速に対応できるようになります。
ERPを今すぐ導入したいと考えているのであれば、クラウドERPがおすすめです。ここからは、クラウドERPのおすすめ理由やメリット、導入支援サービス活用の利便性について紹介します。
ERPをすぐに導入したい場合は、導入時間や初期費用の削減が可能なクラウドERPがおすすめです。
オンプレミスERPのようにサーバー調達などの手間・コストが削減できるほか、導入後も時間や場所に関係なく社員がアクセスできるメリットがあります。
営業先やテレワーク中の社員なども場所問わずアクセス可能なため、業務内容が異なる多数の部署にもERPを浸透させやすくなるでしょう。
また、クラウドERPであれば機能の追加が柔軟にできるため、状況に合わせてパッケージを見直す際にもスムーズに改善できる特徴もあります。
オンプレミスERPと比べて、クラウドの方が導入までにかかる期間が短く済む一方で、社内の分析などの準備には時間を要するものです。
Blue Tiger Consulting(ブルータイガーコンサルティング)の導入支援サービスを活用すれば、さらにスムーズにERPを導入することができます。
一般的にオンプレミスERPやクラウドERPを導入するには、約6ヶ月~18ヶ月程度の期間が必要とされていました。
Blue Tiger Consultingによる導入支援サービスを受けることで、約3ヶ月で導入できるようになります。
環境設定やカスタマイズの支援も受けられるため、システム改善もスピーディーです。
ERPの導入をスムーズに行い、社内での運用を早期に定着させるための手段として、ぜひBlue Tiger Consultingの導入支援サービスをご活用ください。
ERPの導入は、準備や分析から適切なパッケージの選定、導入後の最適化などが必要であり、パッケージを導入して完了するだけの仕組みではありません。
効果を最大限に引き出し、社内の業務を一元化・効率化するためには、ERPの導入に詳しいプロのサポートを受けるのもおすすめです。
自社にはどのようなスタイルのERPが適しているのか、客観的に分析しながら投入できるコストなどと合わせて比較検討する必要があります。