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  • 【製造業】DXにおける課題とDXで得られる効果を紹介!

    2022.04.15 > クラウドERP

    生産性の向上のための施策として、いま製造業の現場で注目されているのがDXです。とはいえ、DXとはどんなものなのか、導入することのメリットが良くわからないという方もいるのではないでしょうか。

    本記事では製造業でDXを推進する際の課題やメリット、具体的なDXの導入方法を解説します。

    【DX化】製造業における課題

    DX(デジタルトランスフォーメーション)とは「デジタル変革」を指す言葉で、デジタル技術やデータを元にして企業や産業に変革をもたらすことです。

    製造業におけるDXには、ものづくりの現場での個人の経験などをデジタル化して共有しやすくすることが含まれます。また、業務の自動化などにより、生産性や品質の向上に活かすこともDXです。

    DX化によって生産性の向上が期待できるものの、製造業でDXを推進していくためにはいくつか克服しないといけない課題があります。

    推進する人材が不足している

    製造業でDX化を推進するためには専門知識をもった人材が必要になります。

    しかし、現状としてデジタル人材が慢性的に不足しているため、思うようにDX化を進められない課題があります。少子高齢化や労働人口の減少という社会情勢もあり、どの業界でもデジタル人材の確保自体がなかなか難しいです。

    さらに、優秀なデジタル人材はIT業界に偏ってしまっていることも、製造業においてデジタル人材の確保が難しい要因のひとつです。

    データ活用が進んでいない

    DXの基礎となるのがデータを収集・分析することで、得られたデータを活用することで生産性の向上に必要な要素が見えてきます。

    しかし、製造業界の多くは収集・分析をしていても適切にデータを活用できている企業は少ないのが現状です。

    これから本格的にDX化を進めていくことを考えているなら、データを収集・分析するだけでなく、データを活用できる環境を構築する必要があります。

    IT設備への投資が活発ではない

    製造業のDX化の足かせになっているのが老朽化した生産設備です。ITを活用した最新設備への切替がされていないことから、現場でDX化を進めていくことができなくなっています。

    DX化に対応するために最新の設備を導入し、システムを丸ごとIT化するには莫大な費用がかかります。そこに充てる予算が少ないなども、製造業ではDX化が進まない原因です。

    データに頼らず、ベテラン社員の経験や勘で製造、開発を行っている企業も多くあります。設備投資をせずに生産を続けていくと、設備がどんどんと老朽化していき、DX化の流れからますます遠のいていきます。

    ツールの選定が容易ではない

    DXの実現には自社に合ったツールを選定する必要がありますが、その選定が容易ではないという課題もあります。

    選定したツールによっては、かえって業務効率の低下や品質の劣化を招くケースもあり、その場合はツールを新たに導入し直すという無駄なコストも発生してしまいます。

    社内に優秀なデジタル人材がいない場合は特に、自社に合ったツールを見つけるのは難航することもあるでしょう。

    製造業のDX化で得られる効果とは?

    DX化には乗り越えないといけない課題がありますが、得られる効果が分かっていると課題に対する取り組み方も変わってくるはずです。

    ここでは、製造業におけるDX化で得られる効果について詳しく解説します。

    生産性の向上につながる

    製造業には、受注入力や生産実績の記録、在庫管理などさまざまな管理業務があります。ITツールなどを導入してDX化を進めることができれば、管理業務の効率化を図ることも可能です。

    DX化すると生産プロセスで無駄が発生していないか把握できるようになり、生産コストや人件費の削減ができるということに気付けるかもしれません。

    無駄が省かれることで生産性の向上につながっていくので、最終的にはDX化にかけた費用を充分に回収できるようになります。

    ニーズに合った製品を開発できる

    生産ラインだけでなく会社全体でDX化が進んでいれば、営業やマーケティングによって得たデータを分析して製品を開発することがスムーズにできるようになります。

    DX化によって部門間の情報共有が即時にできるようになると、市場ニーズに合った製品開発をより早くできるようになり、先行者利益を得られる可能性が上がるでしょう。

    多くの企業では部門別でシステムが構築されているため、部門間の情報共有に時間がかかることも少なくありません。

    競合他社に先駆けてDX化を進めておくと、将来的に製造業界でのシェアが伸びていくことも期待できます。

    顧客満足度を向上させる

    DX化で生産性が向上すれば、製品の質を高めるために改善を加えたり、新しい製品を開発したりと、より良い製品を作るためにリソースを割くことができるようになります。

    製造現場や実際に製品を使用している人からのフィードバックも、DX化がされていればスムーズに関係する部門に伝わるので、製品の改善もしやすくなるはずです。

    製品の改良や新製品の開発で顧客満足度を向上させることもできるので、企業としての価値も高まっていきます。

    【製造業のDX化】十分な効果を得るためのポイント

    製造業のDX化を成功させて、そこから十分な効果を得るために何をすべきか、ポイントを解説します。

    企業全体で取り組む

    製造業のDX化は、部門ごとに取り組むだけでは実現することができません。それぞれの部門でDX化が実現したときのイメージを共有して同時に取り組むことが大切です。

    そのためには、経営者をはじめとする経営部門がDXで解決すべき課題などを明確にして共有することが欠かせません。

    経営部門が指揮を執ることで、DX担当部門で作られた施策が製造現場で実施され、製造現場で得られたデータをDX担当部門が検証するというサイクルを構築できます。

    この体制を構築できると、DX化を進めていく上で失敗することがあっても最終的にDX化の効果を得ることができるようになるのです。

    DX人材を採用・育成する

    DX化の推進には高い専門性が求められるため、DX人材の育成を行うことが欠かせません。経営陣がDX化の方針を定めたら、デジタル人材を集めてDX推進部門を設置するようにしましょう。

    優秀なデジタル人材が社内にいなかったり、育成に時間がかかりそうだったりする場合は、DX化の専門知識をもつ人材を採用するという方法もあります。

    採用する人材は、DX化のノウハウを持っていることに加えて、自社の製造業態にも通じている人材を採用するのが理想的です。

    DX化の専門知識が備わっていても、必ずしも自社のDX化のプロセスにマッチするわけではないということも覚えておきましょう。その場合は、社内の人材とうまくコミュニケーションを取ってもらい、自社に合ったDX化の進め方を提示してもらうなどの工夫が求められます。

    現場業務を「見える化」する

    小規模な業務から自動化、効率化を図ることが、製造業のDX化をスムーズに進めるうえで大切です。小規模な業務から始めることで問題が発生したときの検証が容易になり、修正すべき内容を見つけやすくなります。

    製造現場の課題を可視化し、改善するためにデータ収集を行うことで生産性の向上が期待できるため、可視化をサポートする管理システムなどの導入を検討することも必要です。

    製造現場の業務を管理するには、クラウド基幹業務システム(ERP)が最適です。クラウド基幹業務システム(ERP)なら、「見える化」に必要なデータを一元管理することができます。

    ERPの導入を検討するなら、Blue Tiger Consulting(ブルータイガーコンサルティング)にご相談ください。

    Blue Tiger Consultingでは、初めてERPを導入する企業に対し、導入支援や保守管理、既存システムの連携などのサポートを行っています。

    最新のクラウドERP業務システムの経験や技術、スキルを活かし、お客様の業務を分析した上で、最適なご提案いたします。

    製造業のDX化をお考えなら、ぜひ一度お問い合わせください。

    まとめ

    製造業におけるDX化には、デジタル人材が不足している、企業内でデータ活用が進んでいない

    などといった課題があります。

    とはいえ、DXを成功させれば、生産性の向上やニーズに合わせた製品開発の実現化、顧客満足度の向上といったメリットが得られるのも事実です。今のうちに少しずつDX化に取り組んで、将来に備えておくのは得策といえるでしょう。

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