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  • ERPを導入するにはいくらかかる?費用の相場について

    2021.04.29 > クラウドERP

    ERPとは、「企業資源計画」と訳され、企業経営の業務改善が可能になる基幹管理システムを指します。このシステムの導入により、企業経営の資源要素を有効活用することができます。

    この記事では、ERPの導入について、どれくらいの費用がかかるのかについて解説していきます。

     

    クラウド型とオンプレミス型の費用の特徴

    データサーバーをどこに設置するかで、ERPはクラウド型とオンプレミス型の2種類に分けられます。クラウド型とオンプレミス型ではさまざまな違いがありますが、費用がどこで発生するかも異なるのが通常です。

    それぞれどのような特徴があるのか、クラウド型とオンプレミス型の概要と費用の特徴を簡単に説明します。

     

    クラウド型の価格の特徴

    クラウド型は、クラウド環境を利用したERPです。インターネットを通じてサービスを利用し、クラウド業者のサーバーにデータを保管するタイプをいいます。クラウド業者のサーバーを利用するため、すでにサービスを開始するための準備が整っています。

    すでにサービスが使える環境があるということは、社内で必要な機器の準備がほとんどないということです。社内にサーバーを設置する必要はなく、データ保管の運用についても難しく考える必要がありません。

    そして、サーバーなどハードの準備も整っているため、導入コストを抑えてサービスの利用を開始できます。サーバーやハードウェアが必要ないため、機器のメンテナンスなど運用管理費用も発生しません。

    初期費用を抑えられるだけでなく、短期間で導入できるのがクラウド型のERPの特徴です。

     

    オンプレミス型の価格の特徴

    オンプレミス型は、クラウド環境を利用しないERPです。社内でサーバーを構築し、ベンダーからソフトウェアを購入して、サービスを利用する環境を整えます。社内で構築から運用まで完結するのがオンプレミス型です。

    クラウド型とは違い社内で環境をつくり上げるため、サーバーやハードウェアなどの機器の購入、使用するための準備を必要とします。費用面で見ると、初期に機器の購入などがあるため、初期費用や導入費用はクラウド型よりも高額です。

    ただし、オンプレミス型は、クラウド型と異なり、多くがシステム買い切りタイプになります。クラウド型のように、利用人数、利用量などによって料金が加算されることはありません。

    そのため、オンプレミス型は利用年月が長ければ長いほど、利用規模が大きければ大きいほど、クラウド型よりランニングコストを抑えられる傾向にあります。

     

    クラウド型のERPにかかる費用

    クラウド型の費用の特徴は導入費用を抑えられることと説明しました。導入費用を含め、クラウド型ERPにかかる費用の目安はどのくらいか、詳細を見ていきましょう。

     

    ライセンス

    ライセンス費用は、システムの契約にともない生じる費用のことです。クラウド型は、基本ライセンスが1事業所ごとに、ユーザーライセンスが利用人数ごとに必要になります。クラウド型の一般的なライセンスの費用相場は、以下のとおりです。

    基本ライセンス:1万円~100万円程度
    ユーザーライセンス:1,000円~1万円程度

    クラウド型の場合、契約時だけでなく、継続的にユーザーライセンスがかかります。

     

    導入費

    導入費とは、システム導入にかかる費用のことです。機器の購入のほか、導入サポートの費用、システム操作のための教育費などを全て含めたものをいいます。

    クラウド型ERPは、前述したようにクラウド事業者のサーバーを利用するため、社内でサーバー構築にかかわる機器の購入が必要ありません。クラウド型ERPの導入費は0~10万円程度が相場です。

    導入費が0円からなのは、導入サポート含めすべて無料でサービスを提供している事業者があるほか、導入サポートなどは別途オプションとしている事業者もあるためです。

    導入サポートや社員教育などの利用を考えている場合は、オプションで利用料が発生しないか、発生する場合はどのくらいかかるかよく確認しておきましょう。

     

    開発費

    開発費とは、システムを自社に適した形にカスタマイズするときなどにかかる費用をいいます。クラウド型ERPは、カスタマイズできないものが多いです。そのため、オンプレミス型と比べると開発費にかかる費用は安く済みます。

     

    サブスクリプション

    サブスクリプションとは、毎月固定で発生する費用です。クラウド型ERPの多くがサブスクリプションの料金体系を取り入れています。

    サブスクリプションは、サービスを利用するユーザー数に応じて加算されるため、企業規模やシステムの利用人数によって変動が激しいです。相場は65万円程度になります。

     

    オンプレミス型のERPにかかる費用

    導入費や開発費に費用がかさむものの、毎月の固定費用を抑えられるのがオンプレミス型ERPの特徴です。オンプレミス型を導入した場合にかかる費用の目安を紹介します。

     

    ライセンス

    オンプレミス型のライセンス費用は、基本ライセンスのみです。クラウド型のように継続的に発生するユーザーライセンスはありません。

    また、オンプレミス型の基本ライセンスは、利用ユーザーの数で決まることが多いです。そのため、ユーザーライセンスと呼ばれることもありますが、費用の構造は基本ライセンスで、契約後に継続してライセンス費用がかかるような性質のものではありません。

    さらに、ユーザー数のほか、データ使用量でライセンス費用を決めるなど、ベンダーによってもライセンス費用の算出方法が異なることがあります。一般的な相場は以下のとおりです。

    基本ライセンス:100万円~1,000万円程度

     

    導入費

    ここでの導入費用とは、オンプレミス型ERPの導入に必要な費用の総額です。ハードウェアやサーバーなど環境を構築するための費用を基本導入費用、ベンダーの導入サポートにかかる費用を導入サポート費用といいます。費用相場は以下のとおりです。

    基本導入費用:10万円~1,000万円程度
    導入サポート費用:1,000万円~2,000万円程度

    基本導入費用は、サーバーやハードウェアなどの機器購入にかかる費用のほか、設置費用も含まれます。中小企業の開発環境は、開発機1台、本番機1台が一般的です。

    導入サポート費用は、システム導入時にベンダーに支払う費用のことです。導入期間が長くなるほど、コストが増えます。

     

    開発費

    開発費は、自社に合わせてシステムをカスタマイズするための費用、拡張機能追加のためにかかる費用のことです。開発費用はライセンスや導入費用と異なり必ず発生するわけではありませんが、機能を追加することによって利便性が大きく向上する可能性があります。

    クラウド型のように継続的にかかる費用ではないものの、機能をひとつ追加するだけでもまとまった額が必要です。相場は、ひとつの機能につき100万円~1,000万円程度になります。

    つまり、拡張する機能が多いほど、その分、開発に多額に費用がかかるということです。導入費が低く設定されているオンプレミス型ERPでは、代わりにカスタマイズや拡張機能を付けないと基本的に使えるシステムの領域が少ないこともありますので、購入前によく比較しましょう。

    一方、多くの機能を望まず、シンプルな機能で問題ない場合は、開発費を抑えることができます。

     

    トレーニング費用

    トレーニング費用とは、従業員がシステムを扱えるようにするための教育にかかる費用のことです。システムを利用するユーザーが多いほど、コストも増えていきます。費用相場は、100万円前後です。

    ERPの導入にあたっては、全体的な費用感だけで比較するのではなく、自社に合ったシステム、自社に合ったベンダーなど、あらゆる方向から検討する必要があります。ERPをお探しなら、Blue Tiger Consulting(BTC)にご相談ください。

    最新のクラウドERP業務システムに特化しており、経験・技術・ノウハウのあるBTCなら、最適な環境に整えることが可能です。

     

    まとめ

    ERPの導入にかかる費用、継続してかかる費用は、クラウド型かオンプレミス型かで大きく異なります。両方の費用感をよく理解し、自社に合ったタイプを導入するようにしましょう。

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