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  • ERPの導入で失敗してしまう原因とは?対策と業者選びの方法を紹介

    2021.04.16 > クラウドERP

    情報を一元化して管理するためにERP(基幹業務システム)の導入を検討している会社もあるでしょう。導入することでさまざまなメリットがあると考えられますが、一方で導入に失敗している事例を知り不安になっている担当者もいるかもしれません。

    情報を有効活用するためのERPの導入がなぜ失敗してしまうのでしょうか。この記事では、ERP導入の失敗の原因と、失敗しないための対策をまとめました。

     

    ERPの導入で失敗してしまう6つの原因

    なぜERPの導入で失敗するのか、主な6つの原因を見ていきましょう。

    1.導入するだけで満足する

    ERPの導入が目的になり、導入するだけで満足すると失敗します。ERPは目的を達成するための手段であって、導入しただけで目的は達成できないためです。本来は、業務改善とセットでERPを導入します。

    さまざまな業務を単体のシステムを使って行っている会社であれば、ERPの導入によって仕事の在り方が大きく変わるでしょう。ERP導入後の業務の変化も見越して、ERPを取り入れる必要があります。

     

    2.ERPの活用方法を理解していない

    ERPの導入を検討しているなら、導入のメリットを目にする機会も多いかと思います。しかし、メリットはあくまでERPを活用した場合であって、導入しただけで業務が即座に改善するというのは誤りです。

    ERPを導入することで業務をどのように改善したいのか目的を明確化しないと、ERPを導入しても活用されず、失敗する可能性が高まります。

     

    3.現場社員との連携不足

    ERPの導入を検討するのが経営層であっても、実際に使用する機会が多いのは現場社員です。現場社員を巻き込んでERP導入を進めていかなければ導入に失敗することがあります。

    経営層はERP導入のメリットに目がいきがちですが、実際に業務が改善できるかどうかはシステムの親和性など多くの要素が絡んでくるものです。現場の業務と比較し、現場社員とも連携してシステムを取り入れていかなければ、かえって業務負担が増える可能性があります。

    コストなども重要なポイントではありますが、ERP導入の失敗を避けるには、何より現場目線でシステムを取り入れることが重要です。

     

    4.導入後の見直し不足

    ERPを導入したものの、思うほど効果が出なかったり、使いにくい部分があったりすることもあります。そのまま使用するのではなく、定期的に見直しを行うなどして、より快適に効率良く使うための改善が必要です。

    ERPの導入はゴールではありません。見直しが不足し改善が行われないと、最終的に使われないシステムになってしまいます。見直しが必要なことも考え、導入を検討するべきでしょう。

     

    5.費用対効果の計算不足

    ERPの導入は、費用対効果の計算が十分でないと失敗する可能性があります。ERPは、一般的にシステムを単体で取り入れるよりコストパフォーマンスが良く、費用対効果が高いものではありますが、どのくらいの効果があるかは会社によって異なるものです。

    導入によってどれほどの業務が改善されるのか、どれくらいのコストカットになるかはよく計算しておく必要があります。

    しかし、低コストでの導入を重視しすぎるのもよくありません。低コストで導入できるERPは魅力的に感じますが、カスタマイズしないとほしい機能が使えないこともあります。

    カスタマイズ費用がかさみ費用対効果が落ちる可能性もありますので、導入コストと合わせて、システムもよく理解しておかなければなりません。

     

    6.業務課題とシステム課題を同じに考えている

    導入しているシステムが抱えるシステム課題、ワークフローなどが原因の業務課題と、現場にはふたつの課題があります。業務課題とシステム課題は同一視されがちですが、同じではありません。分けて考える必要があります。

    そして、ERP導入で解決できるのは、システム課題や業務課題の一部です。導入によりすべてを解決できるわけではありません。ERP導入で一気に課題を解決できると過信しすぎると失敗してしまいます。

    ERPの導入を考えるなら、システム課題と業務課題をどこまでカバーできるか比較する必要があるでしょう。

     

    ERP導入で失敗しないためにできる3つの対策

    ERP導入で多い失敗を理解したところで、ここでは失敗しないためにできる3つの対策を紹介します。

    1.導入後のイメージ・目的を明確にする

    ERP導入で失敗しないためには、「業務が改善されるだろう」という漠然としたイメージでERPを導入しないことです。ERPを導入して何がしたいのか、どのようにしたいのか、ゴール地点を明確化することが大切です。

    業務改善を図る、データ管理を効率化する、コスト削減をする、内部統制を図るなど、導入の目的は会社によって変わってきます。導入の目的を定め、改善したい部分を明確にすれば、導入したいシステムも見えてきます。

    少なくとも、目的を明確にして導入後のイメージをしっかりもてば、「導入しても使われない」「今までと変わらない」「業務負荷が増えた」などの失敗は防げるでしょう。

     

    2.導入後のフィードバック・見直し

    導入しても使われない状態を回避するために、導入後もフィードバックや見直しを定期的に行うようにします。重視したい点は、ERPを使っている社員の声です。

    社員のフィードバックから、社員が機能を理解しているか、どのような部分が良くて何が悪いのかチェックしていきます。フィードバックをもとに改善を図り、より良いシステムにしていくことがERP導入に失敗しないためのポイントです。

     

    3.連携を十分にする

    ERPは、会社全体でのデータの一元管理ができるシステムであり、いかに一元管理のために部門間で連携できるかが重要です。システムを取り入れても、連携がうまくできないと情報を管理できなくなってしまいます。

    部門を問わずに社員が協力して取り組めるようにするためにも、一元管理の重要性を周知し、協力体制を構築することです。導入時にはどのようにして連携を進めるか、うまく連携が図れそうか、環境整備も同時に進める必要があります。

     

    ERP導入で失敗しないための業者選び

    ERPの導入で失敗しないためには、会社にあった課題解決ができる業者選びも重要です。ERP導入で失敗しない、業者選びのポイントを見ていきましょう。

     

    実績豊富な業者

    ERPをサービスとして提供している業者は数多く存在します。さまざまな業者から適したものを見つけるのはなかなか難しい部分もあるでしょう。コストなどに注目して探す場合もありますが、失敗を避けるには業績にも注目することです。

    業績が豊富な業者なら多くの会社が取り入れているシステムですので、安心感があります。コストや機能ばかりでなく、実績にも注目して業者を選定するようにしましょう。

     

    サポート体制が万全

    ERPを導入後にトラブルが発生する可能性もあります。トラブル対応のためのサポート体制についてもよく確認しておくべきです。

    パッケージ版のオンプレミス型ERPなら、緊急時に対応できるサポートを提供している業者を選びましょう。クラウド型ERPなら、24時間サポート体制が整っている業者がおすすめです。

     

    代理店を利用しERPを比較

    ERP導入失敗を避けるためのポイントを紹介してきましたが、ポイントを押さえ、より会社にあったERPを取り入れるには多角的にサービスを見ていく必要があります。

    サービスを提供している業者は多いため、サービス、サポートの範囲、実績など、さまざまな面からの比較も必要となるでしょう。しかし、すべてを社内で比較しようとすると大変です。

    ERPの導入をお考えなら、Blue Tiger Consulting(ブルータイガーコンサルティング)を活用してみてはいかがでしょうか。Blue Tiger ConsultingではERPの提供業者のサービスなどを比較できるため、自社に合った最適なERP選びができます。

    まずは、Blue Tiger Consultingまでご相談ください。

     

    まとめ

    せっかくコストをかけてERPを取り入れても、導入や運用のしかた、取り入れるERPが自社に合っていなかったりすると失敗することもあります。導入を目的としないこと、ERPで何もかも解決できると過信しすぎないことが失敗回避のためには重要なポイントです。

    導入失敗とならないためにも、失敗しやすい原因を押さえ、自社に合ったERPを取り入れるようにしましょう。

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