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  • ERPとBPRの違いとは?導入時のポイントを紹介

    2022.01.02 > 業務効率化

    業務の目的のために、業務プロセスを根本から見直すことをBPRといいます。BPRの実施にともない、ERPの導入はどうか検討している会社もあるでしょう。この記事では、BPRやERPを考えるにあたって知っておきたい概念や関係性、導入について紹介していきます。

    ERP・BPRとは?違いについて

    ERPとBPR、名称が少し似ているだけに混同されることもあります。ERPとは何か、BPRとは何か、今一度、それぞれの意味や違いを確認しておきましょう。

    ERPとは

    ERPは、Enterprise Resource Planning(企業資源計画)の略称です。もともとは、企業の経営資源を適切に管理するマネジメント手法のことを表しますが、現在は、経営資源を管理するITシステムを指して、統合基幹業務システム、基幹システムとも呼ばれています。

    統合基幹業務システムと基幹システムのいずれも、企業の会計(財務)、人事、生産、物流、販売、といった根幹の業務を一元管理するシステムです。

    従来のITシステムは部門ごとに管理システムが点在していましたが、ERPで情報が統合されることで、組織全体の業務効率改善につながります。

    データの一元化によって、リアルタイムでのデータの共有、蓄積したデータの分析もできるようになり、経営戦略に活用することも可能です。

    BPRとは

    BPRは、Business Process Re-engineeringの略称です。日本語では、業務プロセスの再構築や業務改革などを意味します。

    BPRの特徴は、業務プロセスをただ見直すのではなく、既存の業務プロセスを根本的に見直して、ゼロベースで再構築を図ることです。BPRを実施することによって、既存の業務プロセスに潜在するムダ、無理のある業務フローなどを見直せます。

    業務の効率化や最適化、収益性の向上、コスト削減、などさまざまなメリットがあるのが、BPRです。

    近年、IT化による産業の発展が進んだ一方で、競争の激化が進み、企業の業績にも影響が及ぶようになりました。激しい競争の中、時代に合ったプロセスを構築し、企業の生き残りを図るためにも、BPRの重要性は増しています。

    ERPとBPRの違い

    業務効率化や生産性の向上などを目的に、見直しを図るという点においては、ERPもBPRも同じです。しかし、ERPとBPRでは、目的を実現する方法が異なります。ERPは経営資源を一元管理することであって、BPRは業務のプロセス自体を根本的に見直すことだからです。

    また、BPRのプロセスの再構築の中には、BPRを実現する手段としてERPが組み込まれます。プロセスの根本的な見直しの中には、業務のフローだけではなく、システムも含まれるためです。

    さらに、ERPを実現する場合においても、BPRによる業務プロセスの根本的な見直しは必要なものになります。ERPにBPRを組み込むことで、シームレスな業務連携がERPで可能になり、BPRの実行力も高まるという、相乗効果を生むためです。

    ERPとBPR、それぞれ意味は異なりますが、業務の見直しを根本から考えるなら、それぞれ切り離すのではなく、まとめて考えるのが効果的でしょう。

    ERPやBPRが重要視されている背景

    かつて、ERPやBPRは、1980年代から1990年代後半にかけて広がりを見せました。しかし、コストの問題もあり、導入により成果を上げた企業は一握り。多くの企業は、導入によって、成果を上げることはできませんでした。

    しかし、近年のクラウドサービスが活用されるようになって、ERPやBPRは以前よりも重要性を増してきています。

    多くの企業は、グローバル化や人手不足、サービス多様化などの問題に直面しており、企業が市場価値を創出し、利益を追求するには、いち早く対応していく必要があるためです。

    現代のさまざまな問題に対応するには、古い体制のままでは無理があります。業務プロセスの最適化により、社内のパフォーマンスを最大限に引き出せるよう、体制を大きく変えていかなければなりません。

    社内の体制を変えていくためにも、現状分析や経営課題の抽出、根本の見直しを行う「BPR」、さらに、情報を戦略的に活用し、現状を可視化する「ERP」を組み合わせて考えることは重要です。

    ERPとBPRそれぞれの関連性

    ERPとBPR、それぞれのマネジメント手法は異なりますが、別々に導入するようなものではありません。生産性向上や業務効率化などを図るには、どちらも重要な考え方だからです。

    まず、ERP単体では、データの一元化は実現できても、業務プロセスの抜本的見直しはできません。ERPは情報共有や業務フローの効率化を目的とし、企業全体のシステム環境を刷新するものですが、BPRが行われないと業務プロセスまで踏み込んだ改革ができないためです。

    また、BPRにより業務プロセスの改革を行う上でも、ERPはセットで考えた方が効率は良くなります。BPRに改革の手段としてERPを取り入れることによって、システム環境を効率よく刷新し、最適化できるようになるためです。

    ERPの導入で深い部分まで改革したいのであればBPRを、BPRでシステムを含めた組織全体のプロセスを見直し最適化を図るにはERPを検討する必要があります。効率の良い業務改革を図る上では、ERPとBPRは切り離せない関係にあるといえるでしょう。

    ERPとBPRを導入する際のポイント

    ERPとBPRは、企業が業務の最適化を行う上でどちらとも取り入れるべきマネジメント手法だと説明しました。それでは、ERPやBPRはどのように導入していけば良いのでしょうか。導入のポイントを3つ紹介します。

    BPR→ERPの順番で導入する

    BPRとERPがうまく機能するためには、導入する順番が大切です。BPRの次に、ERPの順番で取り入れましょう。

    ERPをうまく機能するようにするためには、現状の業務プロセスの根本的な見直しからはじめた方が効率的だからです。ERPについては、BPRで見直しを進める段階で検討していきます。

    ただし、導入したいERPと当初のBPRが必ずしも適切に対応するとは限りません。必要なERPが決定したら、ERPに合わせて、業務プロセスの見直しも行いましょう。場合によっては、プロセスを見直すだけでなく、BPRを重視してERPの追加開発を行うこともあります。

    また、BPRを成功させるには、PDCAを回しながら、ERPで得たデータも活用し、継続的にプロセスをブラッシュアップさせていくことが大切です。抜本的に改革を行ったからといって、そのままにせず、常に最適化を図れるようにしていきましょう。

    社内に導入する意義や目的を周知する

    ERPやBPRの導入は、企業にとって大きなメリットが期待できるとはいえ、抜本的な改革になるため、現場には大きな負担がかかります。急激な変化への対応は、従業員の負担になることを念頭に入れておきましょう。

    従業員からの反対の声が強いと思うように導入が進まないこともありますし、不満も出てきますので、何を目的に導入するのか周知することが大切です。

    導入の目的だけでなく、なぜ導入する必要があるか、導入によってどのような効果があるか、なども伝えるようにしましょう。抜本的な業務プロセスの改革にあたって、社員一人ひとりが寄与している意識をしてもらうことが重要です。

    ERPの導入や運用に精通したプロにサポートしてもらう

    ERPは、インターネットを介して利用するクラウドERPと、社内サーバーを必要とするオンプレミス型のものがあります。ERPを導入するなら、初期の運用コストを抑えられるクラウドERPがおすすめです。

    クラウドERPを導入するなら、Blue Tiger Consulting(ブルータイガーコンサルティング)の活用もご検討ください。Blue Tiger Consultingなら、企業それぞれの課題を解決するERPの導入の提案も行っています。

    BPRに合わせた追加開発にも対応していますので、BRPとの相互効果で業務効率や生産性向上などを図りたい場合にもぴったりです。導入支援や保守管理の依頼など、導入後のサポートも充実しているため、安心してERPを導入できます。

    ERPの導入や運用は精通したプロにサポートしてもらうのが効率的ですので、BPRに適したEPRの導入、BPRに合わせたERPの追加開発もあわせて検討したいなら、まずはBlue Tiger Consultingへご相談ください。

    まとめ

    業務プロセスの抜本的な見直しを図り、業務効率化や生産性向上などを実現させていきたいなら、ERPとBPRの両方の導入を検討するべきです。新たにERPを導入する場合は、しっかり運用できるようにするためにも、必要に応じてプロにサポートしてもらいましょう。

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