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  • 【ERPの導入】企業の成功事例|失敗しないためのポイントも紹介

    2021.07.29 > クラウドERP

    ERPに興味はあるものの、導入するかで迷っている経営者も多いかと思います。なかなか決心がつかないなら、ERPの導入事例を参考にしてみるのも良いでしょう。今回は、ERPの成功事例と成功のポイントを紹介します。

    企業の課題を解決するERPシステム

    ERPシステムを取り入れるか具体的に考える前に、ERPとは何かよく理解しておく必要があるでしょう。ここでは、簡単にERPシステムについて解説します。

     

    ERPとは、企業資源計画を意味する言葉で、データの一元管理ができるシステムのことです。これまでさまざまなシステムで、別々に管理していたデータを統合できるため、業務の効率化が期待できます。データ移動時などのヒューマンエラーを防ぐことも可能です。

     

    さらに、ERPシステムには、会社のさまざまな情報が集められることから、必要なときに必要な経営データを取り出せますし、経営分析機能を使えば、経営の可視化にもつながります。

     

    経営層など経営情報を必要とする層が素早く情報を取得できるようになることで、経営判断のスピードアップにもなるでしょう。

     

    以上のように、EPRシステムの導入は、業務の効率面だけでなく、経営面のメリットも期待できます。

     

    ERP導入の成功事例を4つ紹介

    どのようなメリットが期待できるシステムか説明しましたが、一般的なメリットの紹介ではイメージが湧きづらい人もいるかもしれません。ERPを取り入れることで具体的に何ができるのか、ERP導入の4つの成功事例を紹介します。

     

    【事例1】光学機器・電子機器メーカーO社

    光学機器や電子機器のメーカーとして知られるO社は、国内製造から海外製造にシフトし、グローバル展開を進めてきた企業です。2009年には、新興国で、これから成長が期待できるインドに目を付け、医療機器営業の拠点に現地法人を設立しました。

     

    O社は、以前にも海外法人を設立してきた会社ですが、そのときは、ITインフラの整備を現地主導で行ったといいます。しかし、現地に任せた結果、法人ごとに異なるパッケージが導入されてしまいました。

     

    これにより、連携が図れないソフトウェアもあり、ガバナンスの整備が進まずにいたのです。連携ができないことで、今日のコンプライアンス要件を満たないことにも課題を抱えていました。

     

    O社は、インドで設立した法人を皮切りに、ERPパッケージの導入を進めます。海外法人向けは、低コストかつスピーディーを重視し、日本からのリモート運用が可能な中小企業向けのERPを選択しました。

     

    O社がERPの導入で実現できたのはコストの抑制とITガバナンスの強化、そして短期間での海外現地法人の経営管理基盤の実現です。新設法人の経営基盤の構築は、海外で事業を展開していくうえで大きなメリットとなりました。

     

    【事例2】格安航空会社P社

    格安航空会社P社は、徹底したコストマネジメントなどで低価格運賃を実現している会社です。同社は、システムをもたないシンプルな経営を行っていました。そんなP社が取り入れたのがクラウド型のERPです。

     

    (オンプレミス型の)システムをもたない経営をしているP社にとって、クラウド型はぴったりのサービスでした。同社のシステムをもたない理念に合致していたためです。

     

    P社ではERPの導入により、業務の標準化や簡素化が実現し、担当者の運用負担の軽減に成功しています。

     

    また、当初は経理業務の負担軽減を目的にクラウド型ERPを導入したP社でしたが、経営をリアルタイムで把握できることで意思決定スピーディーに行える点についてもERPのメリットを感じていました。

     

    【事例3】インターネット関連企業D社

    インターネットサービスを中心に展開するD社では、グローバル展開により、会社にとっての最大の資産であると同社が考える人材のマネジメントの導入を優先すべく、システムの導入を検討していました。

     

    システムの導入にあたってD社が重視したのは、人事管理システムだけでなく、将来的には経理や販売とも連携できる統合型のプラットフォームです。このような状況で、ERPの導入をD社では進めていきました。

     

    導入によって変化があったのは、グローバル対応の人事管理システムで、全社員の状況をリアルタイムで把握できるようになったことです。これにより、社員の異動や増減など、人事に関する対応が迅速に行えるようになりました。

     

    さらに、人事管理システムの導入後、連携して使える会計や債権債務管理のシステムが取り入れられ、社内セキュリティ体制やコンプライアンス強化にも役立てられています。

     

    【事例4】総合水事業会社S社

    総合水事業会社のS社は、海外子会社の経営管理がうまくいっていませんでした。経営管理は、クライアントサーバー型の運用で、タイムリーに予算や採算などの必要な情報を取得できていなかったためです。

     

    そこで海外子会社での運用向けに導入したのが、クラウド型のERPです。同社ではオンプレミス型のERPを国内で使用していましたが、海外子会社ごとに用意すると多大なコストがかかるため、クラウド型を選択しています。

     

    S社の狙いどおり、独自のグループ共通コードを設定することで、グループ全体で一元的な経営やプロジェクト管理が実現するようになりました。

     

    リマインダー機能や自動メール送信機能を自作するなど、S社は、ERPシステムのもつカスタマイズ性も最大限に活用した運用を行っています。

     

    ERP導入で成功するためのポイント

    ERP導入とその成功事例について触れてきました。ERPは効果的なシステムではあるものの、導入が必ずしも成功するとは限りません。成功するには、必要なポイントをしっかり押さえて導入することです。最後に、ERP導入で成功するために押さえておくべき部分を紹介します。

     

    導入はよく検討してから

    ERPは企業経営に大きく関わるシステムです。導入後の業務フローの変化が大きいと、経営に係る部門に大きな影響があります。通常の業務が思うように進まない事態に陥らないためにも、導入後の影響を考えて、慎重に検討する必要があるでしょう。

     

    影響を考慮するためにも、導入すると何が起こるのか、状況を入念にシミュレーションすることが大切です。また将来、社内の状況が変わる可能性もあります。企業経営や業務フローの変化にも対応できるよう、柔軟性の高いERPを選ぶことも失敗を防ぐポイントです。

     

    目標設定

    ERPをただ導入しただけでは、期待する効果は発揮されません。ERP導入を成功させるには、業務改善ポイントなど、導入前にERPによる目標設定を明確にしておくことです。目的があいまいなまま取り入れても、問題が不明のままでは、業務効率は思うように上がりません。

     

    ERP導入の専門家に相談する

    ERPの導入には高い専門知識を必要とします。導入をスムーズに成功させたいと考えるなら、ERPについて熟知した導入コンサルタントのサポートを受けるのが一般的です。自社だけで解決しようとせず、専門家の力も借りて、効率良く導入できるようにしましょう。

     

    Blue Tiger Consultingでは、経験、技術、ノウハウを生かしたERPの導入支援サービスを行っています。ERP導入にお悩みでしたら、まずはBlue Tiger Consultinにご相談ください。

     

    当社では、ERPの導入はもちろんのこと、既存システムとの連携、導入後の保守管理など、ERPに関連して幅広くサポートいたします。導入後も必要な支援を受けたい企業にぴったりです。

    ▼Blue Tiger Consultingへ相談する

     

    まとめ

    ERPの導入が成功し、期待する効果を得られている事例も多くあります。成功している会社に共通しているのは、十分に検討して導入が行われたことです。成功した事例の中には、戦略チームを結成し、比較検討を行った上で自社に合ったERPを導入したケースもあります。

     

    もうひとつ、導入に成功した会社に共通するのが、目標設定を明確にしていたことです。経営管理システムの強化を図りたい、グローバルで利用できるような人事管理システムを取り入れたいなど、どの企業も問題意識を的確にとらえ、問題を解決できるERPを探していました。

     

    ERPの導入を成功させるには、これら、十分な検討と目標設定に加え、専門的なサポートができる導入コンサルタントを利用することが重要です。

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