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  • 基幹システムと業務システムの違いと導入のメリットを詳しく解説

    2021.09.04 > 業務効率化

    基幹システムと業務システムには、それぞれに得意とする領域があり、特徴を理解したうえで導入することが大切です。

    この記事では、基幹システムと業務システムの違いや具体的なシステムの種類に加え、どちらのシステムを導入すべきか判断する基準について紹介していきます。

    基幹システムと業務システムの違い

    基幹システムと業務システムの違いは、企業の経営に対する影響度で判断することができます。たとえば、基幹システムの場合、企業活動の根幹を担っているシステムになるため、基幹システムの停止は企業全体の業務が滞るほど、影響度が大きいものです。

    一方で、業務システムは特定の業務を効率化するのに役立つシステムのことを指します。万が一業務システム自体が停止しても、企業全体にまで影響を及ぼすことはほとんどありません。

    業務システムで対応している範囲の業務は、手作業やシステムを使用しない別の方法で業務を続けることができるためです。

    つまり、企業の根幹にあるシステムが「基幹システム」、特定の業務をスムーズに進めるための便利なシステムが「業務システム」だといえます。

    業務システムの種類とは

    業務システムは、業務の品質や作業効率アップを目的としたシステムであり、業務システムの種類によって管理できる範囲が異なります。

    基幹システムも、業務を行ううえで必要になるものですが「企業の根幹にかかわる基幹システム以外のものが業務システム」だと分類することもできるでしょう。

    では、具体的に業務システムにはどのような種類のものがあるのでしょうか。ここからは、一般的に使用されていることが多い業務システムの種類や、それぞれの特徴について紹介します。

    人事給与システム

    人事給与システムは、従業員の給与や賞与などの管理を行うシステムです。勤怠管理システムと連動させ、給与計算に自動的に反映させることもできます。給与計算にかかわる業務を効率化、自動化する際に活用される業務システムです。

    勤怠管理システム

    勤怠管理システムは、従業員の勤怠情報を管理するシステムです。タイムカードを廃止して社員全員の打刻情報を一括管理できるほか、テレワークや営業職など就業時間の把握が難しいワークスタイルの勤怠管理にも適しています。

    営業支援システム

    営業支援システムは、Sales Force Automation(SFA)とも呼ばれる顧客情報や案件の進捗管理などを行うシステムです。見込み客の情報や、営業を行った内容、提案した商材の金額など、営業にかかわるさまざまな情報を一括管理できる特徴があります。

    販売管理システム

    販売管理システムは、商品の売り上げや在庫管理などを行うシステムです。受注から出荷、納品、請求、入金など、販売にかかわる情報を一括管理することができます。在庫管理や品質管理などをさらに細分化し、個別のシステムを導入することも少なくありません。

    配送管理システム

    配送管理システムは、商品の出荷から配送までの過程を管理するシステムです。配送車両の管理や配送状況の確認、輸送経費などを管理することができます。在庫管理など、他の管理システムと併用することが多いのも特徴です。

    基幹システムの種類とは

    業務管理システムとは異なり、企業の経営活動において重要な情報を管理するものが基幹システムです。人事、会計、経理など、あらゆる業務や部署にかかわるものであり、基幹業務には欠かせません。

    ここからは、基幹システムの種類とそれぞれの特徴や管理を担っている領域について紹介します。

    生産管理システム

    生産管理システムは、おもに製造業で活用されていることが多いシステムです。生産工程を一元化し、生産状況をリアルタイムで確認できます。生産計画や必要となる資材の仕入れ、品質管理、費用計算、納期など、生産にかかわるあらゆる情報を管理するものです。

    購買管理システム

    購買管理システムは、小売業や卸売業で導入されているシステムです。発注業務にかかわる注文書や各種伝票の作成、支払い管理などを自動化することができます。いわゆる「仕入れ」にかかわる業務を一括管理できるものです。

    販売管理システム

    販売管理システムは、販売業で活用されているシステムです。商品の在庫数、売上、利益率、在庫管理、納品などの管理を一括化することができます。蓄積した過去のデータを発注量や在庫量、利益率の調整など、販売戦略に活かすことも可能です。

    在庫管理システム

    在庫管理システムは、製造業や小売業などで使われているシステムです。業務上必要となる在庫の数量や、原価の管理を行うことができます。需要の予測から、在庫量の増減をコントロールし、製造業で必要な原材料の仕入れ量や原価、納品などを管理することも可能です。完成品の管理だけでなく、部品製造などの半製品を取り扱う企業など、幅広い業種で活用することができます。

    統合基幹業務システム(ERP)

    統合基幹業務システムは、ERP(Enterprise Resource Planning)とも呼ばれ「企業資源計画」を意味するシステムです。

    これまでに紹介した基幹システムを一元化したシステムで、さまざまな領域のデータをERP上で一括管理することができます。

    基幹システムと業務システムどちらを導入すべきか

    社内の業務効率化や管理業務の負担軽減のために、システム導入を検討している企業は多いのではないでしょうか。しかし、基幹システムと業務システムどちらを導入すれば良いか、判断に迷うところです。

    社内で実行したいことや業務の内容に合わせてシステムを選ばなければ、システムの効果を引き出すことができません。まずは、自社の課題を洗い出したうえで、どちらのシステムが必要かを検討し、課題解決につながるシステムを導入しましょう。

    基幹システムのメリット・デメリット

    基幹システムは、経営活動に必要なデータをリアルタイムで確認できるメリットがあります。自社のさまざまな業務の全体像を把握しやすく、情報共有もスムーズに行える点が特徴です。

    一方で、一括管理することに長けている分、業務一つひとつに対する機能が不足しているケースもあります。特定の業務を効率化したい場合には、業務システムの方が適している場合もあるので、しっかりと比較検討しましょう。

    業務システムのメリット・デメリット

    業務システムのメリットは、特定の業務に特化した機能が備わっている点です。「この業務を効率化したい」という課題がある場合には、業務システムを導入することで解決できるでしょう。

    ただし、部門ごとに異なる業務システムを導入していると、部門間での連携が難しくなる恐れがあります。連携方法を構築するか、基幹システムのサポートとして業務システムを導入するなど、活用方法を明確にしておくことが大切です。

    システムの導入に迷ったらBTCにご相談ください

    どのようなシステムを導入すべきか迷ったときは、Blue Tiger Consulting(ブルータイガーコンサルティング)にぜひご相談ください。

    BTCなら、豊富な経験と最新技術やシステム導入のノウハウを活かして、事業活動に最適なシステムをご提案します。

    BTCのコンサルタントが導入支援を行うため、システムの定着もスムーズです。また、追加機能の開発や保守支援サービスにも対応しており、企業の業務状況に合わせたシステムの最適化を行うことができます。

    「基幹システム」と「業務システム」どちらのシステムを導入する場合でも、BTCまでお気軽にご相談ください。

    まとめ

    基幹システムと業務システムには、それぞれに強みがあり、導入する際には強みを活かした運用が重要になります。

    企業の課題を明確化し、課題解決にはどのようなシステムが適しているのかを検討したうえで導入することが大切です。

    判断に迷った際には、システムに精通したプロの導入支援を受けるなど、外部サービスもうまく活用しながら、最適なシステムの運用方法を構築していくと良いでしょう。

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