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  • 在庫管理の見える化!メリットと方法を紹介

    2021.10.03 > 在庫管理業務改善

    取り扱う商品の数が増えたり、事業規模拡大により在庫が増えたりして、在庫の把握や管理がうまくいかなくなることがあります。在庫管理を適切に行うには、見える化が必要です。

    今回は、在庫管理の見える化とは何か、見える化のためにはどうすべきか解説していきます。

    在庫管理の見える化とは

    在庫管理がうまくできていないなら、在庫管理の見える化をすべきです。見える化とは、意識して見る状態ではなく、意識しなくても見えるようにすること。つまり、だれでもその状況を把握できるようにすることを表します。

    それでは在庫管理の見える化とは何でしょうか。具体的に見ていきましょう。

    現物の位置を把握する

    在庫管理の見える化とは、まず現物(商品や製品など)が見える状態をいいます。見える状態とは、どこに何があるかわかること、数値(数量)が把握できること、現物の状態がわかることです。

    担当者ひとりだけが把握できている状況は見える化とはいえませんので、だれもが現物を把握できるように整備する必要があります。

    在庫情報を明確化する

    在庫管理の見える化を図るには、在庫情報の明確化も重要です。特に重要なのが入庫と出庫の継続的な記録。地道に入庫数と出庫数の記録をとれば、常に在庫数など状況を把握することが可能です。

    会社によっては、品質向上や生産性アップを目的とした指標を出すために、ピッキングミスや配送回数など、細かく管理することもあります。

    また、在庫情報を明確にするには、在庫管理を行っている部門だけで終わらせず、調達、営業、経営部門など、あらゆる部門で情報の共有ができていることが大切です。

    在庫管理の見える化のメリット3つ

    ここまで在庫管理の見える化が何か説明しましたが、なぜ見える化すべきなのでしょう。在庫管理の見える化を行うことによる3つのメリットを紹介します。

    1.在庫を正確に把握できる

    在庫管理の見える化を行うことで、在庫状況が可視化され正確に把握できます。どのくらいの在庫があるかだけでなく、保管する倉庫にどのくらいのスペースがあるのか倉庫の空き状況を把握することも可能です。

    また、在庫状況を正確に把握できることは、在庫の数が足りているかどうか確認できることにもなります。受注の増加による在庫の大幅な減少を素早く察知し、欠品を事前に防ぐこともできるでしょう。

    2.適正な在庫が分かる

    受注に対して在庫が追い付かない、つまり需要に対し在庫が不足して問題になるケースがありますが、逆に過剰に在庫を抱えてしまうケースもあります。

    過剰な在庫の問題点は、長期間倉庫に保管されたままになることです。これにより、品質劣化を招いたり、流行りの過ぎた在庫をいつまでも抱えたりすることになります。

    在庫数によっては、保管場所のスペースを圧迫し、ほかの商品との入れ替えのために、費用をかけて新たに保管場所を設置することもあるでしょう。

    在庫管理の見える化を行うことで、在庫の状況を把握できるだけでなく、これまでの取引の傾向から需給を予測できるようになります。データをもとに適正な在庫を算出し、適正な数で発注を行えるようになるでしょう。ムダな発注も防ぐことができます。

    3. ムダな作業を削減できる

    在庫管理をシステムにより見える化することで期待できるのは、ムダな作業の削減と効率化です。

    たとえば、システムを使わず、紙に記録したデータを別の場所でパソコンに入力する場合、その分だけタイムラグが生じます。このケースだと、紙への記録、データの入力と2回も記録を行わなければならないため、効率的とはいえないでしょう。

    その場で在庫のチェックができるシステムであれば、2度手間だった作業を削ることができます。また、在庫管理システムを活用すれば、人的エラーを防ぐことも可能です。

    在庫管理を見える化する3つの方法

    在庫管理の見える化の必要性を把握したところで、見える化のための方法を最後に紹介します。

    1.ABC分析

    ABC分析は、売り上げに占める割合をもとに優先順位を決める方法です。在庫管理ではよく使われる分析手法になります。

    ABC分析を行うにあたって必要なのが商品の売り上げデータです。分析の前に今ある在庫のデータを揃えておきます。

    必要なデータを集めたら、売り上げ構成比を把握しましょう。売り上げ全体に対してどの商品がどのくらいの売り上げを占めているか算出し、さらに累積構成比を出します。

    累積構成比を算出したら、次に行うのが優先順位の設定です。ABC分析では、累積構成比7割まで商品をA、7割から9割までの商品をB、9割以内に含まれない商品をCに分類します。

    ABC分析の中でも重視したいのが、Aに分類された商品です。Aが重要なのは、売り上げの8割は上位2割で生み出されるという法則があるためです。売り上げ上位の商品群であるAグループは在庫管理をより厳しく行う必要があります。欠品が起こらない管理をしましょう。

    一方、ABC分析によってCグループに分類された商品は、商品の中でも重要度が低い商品です。在庫管理の業務が追い付いていないなら、AやBよりも優先順位を落として管理しても大きな問題は生じないでしょう。場合によっては、商品の入れ替えを検討しても良いかもしれません。

    2.先入れ先出し

    在庫管理の見える化を図る上で重視したいのが、先に入れた商品から出荷することを意味する「商品の先入れ先出し」です。先入れ先出しが重要なのは、古いものから順に出荷されるので、期限切れになることが少なく、余計な廃棄費用がかからないためです。

    考え方としてはわかりやすい概念ではありますが、会社によっては先入れ先出しがなかなか行き届いていないこともあります。ルールが明確化されていないなどの理由で管理がしっかり行われず、いつ入荷したものなのかわからなくなってしまうためです。

    先入れ先出しを実践するには、まず古い商品が一目でわかるようにしておく必要があるでしょう。たとえば、日付シールを貼る、カラーシールを貼るなどで対処できます。見える化のためには、だれでもわかりやすい位置にわかりやすい状態で明記しておくことが必要です。

    しかし、いくら日付やシールで目印を付けていても人が行う作業ではエラーが発生することもあります。

    先入れ先出しを確実にするには、同時に作業員の教育、責任者による抜き打ちの現場観察、整理整頓、ものの置き方の工夫なども行うようにしましょう。在庫管理システムによる把握も有効です。

    3.ロケーション管理

    在庫管理の見える化には、在庫数の把握だけでなく、どこにどの商品があるか場所の把握も重要です。場所の把握のために、ロケーション管理を行います。

    ロケーション管理を行う上ではじめに取り組むのが棚番号の付与です。棚自体だけでなく、棚の列、段、連にも番号を振って、商品の座標が把握できるようにします。在庫管理を見える化のためには、商品の入庫や出庫数を記録するだけでなく、ロケーションも記録すると良いでしょう。

    ロケーションを管理できるようにすれば、商品の位置が変わらない固定ロケーションだけでなく、状況によって商品を移動させるフリーロケーションにも柔軟に対応できるようになります。ロケーションのリアルタイムでの把握には在庫管理システムが便利です。

    在庫管理システムを導入したいとお考えなら、まずはBlue Tiger Consulting(ブルータイガーコンサルティング)へご相談ください。Blue Tiger Consulting なら、自社にあった在庫管理システムの選定から導入後の運用管理まで、手厚いサポートをご提供いたします。

    まとめ

    在庫管理の見える化には、常に在庫状況を把握できるような在庫管理システムの導入が望ましいです。自社の在庫管理に課題を抱えているなら、在庫管理システムで改善できるか、どのような機能があると良いか、システムの導入をサポートする専門家に相談してみましょう。

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