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  • 在庫管理にはIoTが不可欠!システム事例と解決に至る課題を紹介!

    2022.03.17 > クラウドERP

    ECサイトでのショッピングやフリマアプリなどのCtoCサービスの普及、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより、物流の需要は急激に増加しています。取り扱う商品数が増え、在庫管理に苦慮している企業も多いでしょう。

    「在庫管理の負担が重い」「ミスが増えてきた」そんなときに役立つのがIoTです。今回は在庫管理におけるIoTの活用事例や、IoT導入のメリット・デメリットを解説します。在庫管理の効率化を図りたいと考えている方は、ぜひご覧ください。

    在庫管理にIoTを導入!活用されるシステム事例

    IoTとは、「Internet of Things(モノのインターネット)」のことです。家電や工場内の設備といった「モノ」を、インターネットに接続することを意味します 。まずはそんなIoTが在庫管理にどのように役立つのか、具体的な事例から見ていきましょう。

    「ビーコン」は在庫の管理が簡易

    在庫管理に役立つシステムのひとつが「ビーコン」です。ビーコンとは受信機(リーダー)と無線で通信できる端末のことをいいます。

    受け入れた商品にビーコンを取り付けて、ビーコンから発信される信号を受信器で受信すれば、商品の保管場所や在庫数などをスピーディーに把握することが可能です。

    出荷状況を管理したり、音を鳴らして荷物の位置を知らせ、ピッキングを効率的にしたりする、在庫管理特化型ビーコンも存在します。

    受け入れる商品数分のビーコンが必要なので、ビーコンの導入にはそれなりの設備投資が必要です。

    しかし、ビーコンを導入すれば、バーコードを手作業で読み取ったり、ピッキングのために商品を探し回ったりする必要がなくなるため、物流業務が大幅に効率化できるでしょう。

    「ハンディターミナル」はコストを抑えて導入可能

    高額なコストがかけられない場合は、「ハンディターミナル」が役に立ちます。ハンディターミナルは、バーコードやQRコードを読み取るための端末です。

    受け入れた商品にバーコードやQRコードを貼りつけておけば、ハンディターミナルでスキャンするだけで商品情報を取得できます。

    商品一つひとつにバーコードやQRコードを貼りつけ、手作業でスキャンする必要があるため、ビーコンよりは手間がかかるでしょう。

    しかし、バーコードやQRコードの作成にはあまりコストがかからないので、ビーコンよりも手軽に導入できます。

    「重量計」は自動かつ正確に管理が可能

    ビーコンやハンディターミナルではなく、「重量計」を利用する方法もあります。重量計とは、専用のマットの上に商品を載せるだけで、商品の重さを計量し、その情報を登録できる機器です。

    商品の重さをもとに、商品数や残量を計測することもできます。重量計と在庫管理システムを連携させておけば、重量計で計測した数値を自動で登録することも可能です。

    また、重量計はハンディターミナルとは異なり、手作業でバーコードを貼りつけて読み取る作業がありません。ただ商品を載せて計測するだけで良く、手間がかからないので、在庫管理の負担が大きく軽減できるでしょう。

    メリットは在庫管理の効率化だけじゃない!IoTで解決に至る課題

    IoTを導入することで得られるメリットは、在庫管理の効率化だけではありません。物流業界が抱えるさまざまな課題を解決できる可能性があります。ここではIoT導入で得られる主なメリットを2つ紹介します。

    機会損失を防ぐ

    在庫管理の効率化以外にIoT導入で得られるメリットのひとつが、機会損失を防ぎやすくなることです。

    物流業界の悩みの種になりがちなものとして、不良在庫があります。豊富な在庫は注文が入ったときにスピーディーに納品できる、品切れを防止できるなどのメリットがあるものです。

    その一方で、賞味期限切れや流行の移り変わりなどによって売れなくなり、倉庫に溜まっていくリスクもあります。

    不良在庫が増えて倉庫内のスペースを圧迫すると、新たな商品の発注が遅れたり、売れ筋商品の在庫を補充できなくなったりして、商品販売の機会を逃すかもしれません。

    IoTを導入すれば、商品の数や出荷の頻度などのデータ管理・分析が容易になるため不良在庫を抱えにくくなり、機会損失を防ぎやすくなるでしょう。

    設備のメンテナンスが円滑になる

    IoTの導入には、設備のメンテナンスが円滑になるというメリットもあります。在庫を保管する倉庫内にはさまざまな設備がありますが、経年劣化などが原因で故障することがあります。

    しかし、故障してから対処していては、修理が終わるまで業務がストップするなど大きな損失が出るかもしれません。

    そこで、多くの企業があらかじめ故障が発生しないように対処しておく、予防保全を取り入れています。ここでIoTが役に立つのです。予防保全には、以下の2種類があります。

    ・時間基準保全:これまでの経験や法律の定めをもとに、一定の期間ごとにメンテナンスを行う

    ・状態基準保全:設備を監視して故障を予知し、メンテナンスを行う

    このうち、時間基準保全は、前回のメンテナンスから次のメンテナンスまでの間に故障が起こる可能性があり、事前に対処しきれない可能性があります。対して、状態基準保全は常に設備を監視するため、故障が起こる前に対処できる確率が上がるのです。

    とはいえ、人の目では故障を予知するのに限界があります。また、担当者の知識や技術に結果が左右されることもあるでしょう。

    IoTを導入しておけば、24時間センサーなどで人の目では感知できない異常を察知できるため、不測の事態を免れます。また、データの蓄積・分析を機械に任せれば、判断を誤ることもなくなるでしょう。

    高所や冷凍室などでも、機械を使えば事故が起こるリスクがなくなるので、安心して在庫管理を行えるというメリットもあります。

    デメリットは在庫管理が煩雑に?IoT導入の注意点

    在庫管理の効率化や不良在庫の防止などに役立つIoTですが、導入は慎重に検討しましょう。新たなシステムを取り入れるには、そのシステムを使いこなせる人材の確保・育成が必要です。現場の従業員に教育を施す時間も取らなくてはなりません。

    また、システムが複雑すぎるとかえって在庫管理が煩雑になり、現場に負担がかかる可能性があるため注意が必要です。

    自社でそのような人材を確保・育成する時間がない、どのようにIoTを取り入れていけば良いのかわからないというときは、IoTに詳しいコンサル企業など第三者に頼ることで解決します。

    Blue Tiger Consulting(ブルータイガーコンサルティング)なら、これまでの経験やノウハウを活かして、最新のクラウドERPを始めとした基幹システムの導入を支援することが可能です。

    最適な在庫管理システムのご提案や、既存システムとの連携などについてもご相談いただけますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

    まとめ

    物流の需要が大幅に増加している今、在庫管理の効率化は重要な課題になっています。アナログなやり方を続けていては、いずれ対応しきれなくなるかもしれません。IoTを導入すれば、そうした在庫管理に関する悩みはすぐに解決できるでしょう。

    不良在庫を予防して機会損失を防いだり、設備が故障する前に対応できるようになったりといったメリットも得られます。IoT導入が進んでいないのであれば、今こそ推進してみてはいかがでしょうか。

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